フォトウェディングの新郎衣装選び方!完全ガイド
フォトウェディングと聞くと、花嫁のドレスやヘアメイクに注目が集まりがちですが、新郎の衣装も重要なポイントです。
タキシード・スーツ・和装といった衣装にはそれぞれ特徴や魅力があり、選び方を間違えると「イメージと違った」「花嫁と釣り合わなかった」と後悔してしまうことも。
今回は、フォトウェディングで人気の新郎衣装の種類と違い、選び方のポイントをわかりやすく解説します。衣装選びに迷っている方は、ぜひ参考にしてください。
目次
フォトウェディングで選べる新郎衣装の種類
1.タキシードの特徴と魅力
タキシードは新郎衣装の中でも最もフォーマルな装いであり、ホテルやチャペルでの撮影にぴったりです。
サテン素材の襟や光沢感のある生地が特徴で、写真に映える華やかさを演出できます。
伝統的には黒が主流ですが、近年はネイビーやグレー、ホワイトなどバリエーションも豊富で、デザインも様々で、花嫁のドレスや撮影シーンに合わせたコーディネートを楽しむことができます。格式を大切にしながらもスタイリッシュな印象を残したい方におすすめです。
2.スーツスタイルの特徴と魅力
スーツは、ビジネスシーンでもなじみのある衣装ですが、フォトウェディングではより自然体で親しみやすい印象を与えます。
特にスリーピーススーツを選べばフォーマル感を高めつつ、かしこまりすぎないバランスが魅力です。シンプルだからこそ体型やシルエットが際立ち、スタイリッシュに着こなせる点も人気の理由。屋外のロケーションやナチュラルな雰囲気の撮影にぴったりで、気取らない一枚を残したいカップルに選ばれています。
3.和装の特徴と魅力
紋付き羽織袴をはじめとする和装は、日本ならではの伝統美を感じさせる新郎衣装です。
凛とした雰囲気を演出できるため、神社や和庭園などのロケーションフォトとの相性も抜群。色や紋の入り方によって格調高い印象を与え、親世代や祖父母からの支持も厚いスタイルです。洋装にはない落ち着きと重厚感があり、花嫁が白無垢や色打掛を選んだ場合にもぴったり。和装ならではの堂々とした姿は、一生の思い出に残る一枚を作り上げてくれるでしょう。
こちらの記事もおすすめ『新郎和装の基本の話♪紋付袴について』
新郎衣装の選び方のポイント
1.花嫁の衣装とのバランスを意識する
新郎新婦は、基本的にペアで写真に写るため、衣装のバランスはとても重要です。
花嫁が純白のウェディングドレスなら、新郎はタキシードやスーツを合わせることで統一感が生まれます。一方で、花嫁が和装を選ぶ場合は、新郎も羽織袴を着用することで格式高い雰囲気を演出できます。自分だけの好みではなく、花嫁の衣装や撮影の雰囲気を意識して、二人並んだ姿の調和や、残したい写真の雰囲気をイメージして選ぶといいでしょう。
2.ロケーションや撮影シーンに合わせる
撮影する場所やシーンによっても、似合う衣装は変わります。
ホテルやチャペルのような格式ある場所では、タキシードやフォーマルなスーツが映えます。
緑あふれる公園や海辺など自然の中で撮影する場合には、カジュアル感のあるスーツや軽やかなカラーの衣装がおすすめです。
神社や和庭園で撮影を予定しているなら、和装やクラシカルな洋装姿がとても印象的な写真を残すことができます。ロケーションに合わせて衣装を選ぶと、写真全体に一体感が生まれます。
3.体型や雰囲気に合う衣装を選ぶ
自分の体型や雰囲気に合わせて衣装を選ぶことも大切です。
背が高くスタイルの良い方は、タキシードや細身のスーツでスタイリッシュな印象に仕上がります。
小柄な方は、シンプルなスーツや明るめの色を選ぶとバランスよく見えます。
また、落ち着いた雰囲気の方には和装がよく似合い、堂々とした存在感を演出できます。
自分にフィットした衣装を選ぶことで、自信を持って撮影に臨むことができ、自然な笑顔も引き出しやすくなります。
新郎衣装の準備とチェックリスト
結婚式やフォトウエディングの際は、花嫁の衣装だけでなく新郎の衣装も、種類を選ぶだけでなく当日までの「準備」がとても重要です。必要な小物の有無やサイズ感の確認を怠ると、当日に「持ってくるのを忘れた」「サイズが合わなかった」と慌ててしまうケースも少なくありません。
また、レンタルやオーダーといった衣装の手配方法によっても準備内容は変わってきます。
ここでは、新郎衣装を安心して当日着こなすために、押さえておきたいチェックポイントを具体的に解説します。
1.事前に必要な小物を確認する
新郎衣装には、本体以外にも意外と多くの小物が必要です。
タキシードやスーツの場合、シャツ・ネクタイ・蝶ネクタイ・カフスボタン・ポケットチーフ・靴・靴下などが揃って初めて完成します。レンタルプランによっては一部が含まれていないこともあるため、必ず事前に確認しておきましょう。
和装の場合も同様で、足袋・草履・帯や小物類はサイズの合うものを準備する必要があります。
特に足袋や靴はサイズが合わないと撮影時に歩きにくく、不自然な姿勢になることもあるため要注意です。
また、基本衣装とは別に撮影に使用したい衣装小物も準備が必要です。残したい写真やポーズを事前に二人で相談して、必要な小物も準備しておきましょう。
2.レンタルとオーダーの違いを理解する
新郎衣装の手配には、大きく「レンタル」と「オーダー」の2種類があります。
レンタルは比較的安価で利用でき、複数のデザインから手軽に選べる点が魅力です。
ただし、サイズ展開が限られている場合もあり、体型に合わないと違和感が出てしまうこともあります。
一方、オーダースーツやオーダータキシードは、自分の体型にぴったり合わせて仕立てることができ、一生の記念として手元に残せるメリットがあります。ただし費用は高めで、納品まで時間がかかるため、早めの準備が必要です。
撮影のスタイルや予算、衣装へのこだわり度に応じて選択しましょう。
結婚式の二次会や親しい人との食事会を計画している場合は、スーツをオーダーして着用することもできるので、検討してみてはいかがでしょうか?
3.試着とフィッティングは必ず行う
どの衣装を選ぶにしても、必ず試着とフィッティングを行うことが大切です。
写真に映えるかどうかは、カタログやネットの写真だけでは判断できません。実際に袖を通してみると「思ったより色が暗く見える」「サイズが合わず窮屈」といったギャップが出てくることもあります。
また、フォトウェディングでは撮影中に歩いたりポーズをとったりするため、動きやすさや着心地もチェックしておきましょう。
和装の場合は特に、帯や袴の締め付け具合を事前に体感しておくと安心です。
フィッティングをしっかり行うことで、当日自信を持って臨めるだけでなく、自然体の表情も引き出しやすくなります。
まとめ
フォトウェディングの新郎衣装は、タキシード・スーツ・和装と多彩な選択肢があり、それぞれに魅力があります。
選び方のポイントとしては「花嫁の衣装とのバランス」「撮影ロケーション」「自分の体型や雰囲気」を意識することが大切です。
そして、当日に向けては小物の準備、レンタルかオーダーかの選択、フィッティングの確認など細やかな準備が欠かせません。
事前にしっかり準備を整えることで、自信を持って最高の一日を迎えられるでしょう。
フォトウェディングは一生に一度の大切な記念です。新郎も衣装にこだわり、納得のいくスタイルで1日を過ごせるように、しっかりと準備をして楽しい1日を過ごして下さいね♪

一色 俊武(いっしき としたけ)
フォトスタジオPASSIONのメインフォトグラファー。2003年に写真撮影を始め、2006年には写真館でスタジオカメラマンを務める。2009年に「Photostudio PASSION」を設立。結婚式の前撮りやフォトウェディングを中心に、ロケーション撮影に力を入れており、お二人の思い出の場所や希望する場所で最高の瞬間を写真に収めることを得意としています。
一色 しおり(いっしき しおり)
フォトスタジオPASSIONのフォトデザイナーで、一色俊武の妻。スタジオ運営をサポートし、お二人がリラックスして撮影に臨めるよう、撮影前の打ち合わせやロケーションの選定などを行い、最高の瞬間を引き出すお手伝いをしています。
公式サイト:Photostudio PASSION
前撮り専門サイト:大分前撮り.com