フォトウエディングはスタジオ派?ロケーション派?違いを比較!
「結婚式はしないけれど、写真だけは残したい」そんなカップルに人気のフォトウエディング。
撮影スタイルには、大きく分けて「スタジオ撮影」と「ロケーション撮影」があります。
でも、どちらを選べばいいのか迷う方も多いのではないでしょうか。この記事では、スタジオ派とロケーション派、それぞれの特徴やメリット・デメリットを比較し、お二人に合った選び方をわかりやすく解説します。
目次
スタジオ撮影の特徴とメリット
フォトウエディングの撮影方法の中でも人気があるスタジオ撮影は、天候や季節に左右されず、快適な環境で撮影できるのが大きな魅力。また、プロ仕様の背景セットやライティングを活かして、多彩な雰囲気の写真を短時間で効率的に残すことができます。さらに費用も比較的リーズナブルで、衣装やデータが含まれたお得なプランも多く、安心して選べるスタイルです。
天候や季節に左右されない安心感
スタジオ撮影の最大の魅力は、天候や季節に影響を受けない点です。屋内での撮影なので、雨や強風、真夏の猛暑や真冬の寒さといった環境に左右されることなく、予定通りに撮影を進められます。
特にフォトウエディングは一生に一度の大切な思い出を残すイベント。天気予報を気にしてスケジュールを調整する必要がないのは、大きな安心感につながります。
また、スタジオ内は空調が整っているため、和装やドレスといった重たい衣装でも快適に過ごせるのも嬉しいポイントです。
外での撮影だと「汗をかいて着崩れしてしまった」「寒さで自然な笑顔が作れなかった」という声もありますが、スタジオならその心配もありません。常にベストな環境で撮影できることは、クオリティの高い写真を残すためにも大きなメリットと言えるでしょう。
プロ仕様のライティング技術と背景セット
スタジオ撮影ならではの大きな魅力が、プロ仕様のライティング設備と背景セットです。
スタジオによってナチュラルテイストや和風や洋風なセットなど多彩な背景が用意されており、限られた時間の中でも雰囲気の違う写真を残すことができます。
選んだスタジオによって結婚式場のようなクラシカルな雰囲気や、カジュアルで自然体なシーンまで、色々な雰囲気の写真を残すことができます。
さらに、ライティング技術によって写真の仕上がりは大きく変わります。
自然光に見える柔らかい光から、ドラマチックな雰囲気を演出する照明まで、プロのカメラマンがシーンに合わせて調整してくれるため、肌の色味やドレス・和装の質感を美しく引き立ててくれます。
特に白無垢やウェディングドレスは光の当たり方で印象が変わるため、スタジオならではのライティング環境が大きな強みとなります。
こうした背景セットとライティングの組み合わせにより、同じ衣装でもまるで別のシーンで撮ったかのような写真を残すことができるのが、スタジオ撮影ならではの大きな魅力です。
残したい写真の雰囲気に合うスタジオを選ぶことがポイントです。
比較的リーズナブルで時間も短め
スタジオ撮影は、ロケーション撮影に比べて費用が抑えやすいのも大きなメリットです。
撮影に必要な設備や背景がすべて整っているため、移動費や撮影許可料といった追加費用がかからず、プラン料金だけで完結するケースが多いのが特徴です。相場は衣装1点のプランで、5万〜15万円程度で、衣装やヘアメイク、データ納品が含まれたお得なプランを選べるのも嬉しいポイント。
また、撮影時間が短く済むため、体力的な負担が少ないのも魅力です。
特に和装は着付けや衣装の重さで疲れやすいため、長時間のロケーション撮影に比べてスタジオ撮影は新郎新婦への負担が軽減されます。効率よく、かつクオリティの高い写真を残せるスタジオ撮影は、コスト面と時間の両方でバランスが取れた選択肢と言えるでしょう。
ロケーション撮影の特徴とメリット•デメリット
自然の中で叶える特別な1枚
ロケーション撮影の醍醐味は、季節ごとの美しい景色とともに写真を残せること。
春なら満開の桜、夏は新緑や海辺、秋には紅葉、冬は雪景色など、背景がそのままふたりの物語を彩ります。
また、自然光の柔らかな光が肌を美しく見せてくれるのも魅力のひとつ。風にそよぐドレスや髪の動き、木漏れ日や夕日のきらめきなど、スタジオでは再現できない“その瞬間”を写真に残せます。
思い出の公園や地元の神社、出会いの場所など、ロケーションを選ぶことで写真がより意味のあるものになり、撮影そのものが特別な体験になります。
撮影そのものが思い出に残る体験になる
ロケーション撮影は、ただ写真を撮るだけでなく、撮影時間そのものがふたりの大切な思い出になるという魅力があります。
スタジオとは違い、屋外での撮影は移動しながら景色を楽しんだり、自然の空気を感じたりと、まるでデートをしているかのような感覚で進んでいきます。緊張がほぐれやすく、ふたりの自然な笑顔や表情が写真に残りやすいのも特徴です。
また、撮影スタッフとのコミュニケーションの中で、ふたりらしい雰囲気が引き出されることも多く、「楽しかった」「いい思い出になった」という声が多く寄せられます。季節の移り変わりや、その日その瞬間だけの光景も一緒に記録されるため、撮影が終わった後もその時間を振り返るたびに特別な気持ちを思い出せるのがロケーション撮影の魅力です。
撮影費用や準備がスタジオより高め
ロケーション撮影は、衣装やヘアメイクの手配、移動や当日の進行管理など、スタジオ撮影に比べて準備に時間と手間がかかることがあります。また、ロケ地の申請料や移動費が必要になるケースもあり、費用面でも少し負担が増える傾向があります。
しかし、その分好きな景色や思い出の場所で撮影できるため、写真がより“自分たちらしい一枚”になるのが大きな魅力。撮影時間もゆったり取られることが多く、自然な表情や季節感のある雰囲気、美しい背景など、ロケーションならではの特別感がしっかり残せます。
「せっかくの機会だからこだわりたい」「思い出に残る写真をしっかり残したい」というカップルに特に人気で、満足度の高い撮影スタイルです。
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スタジオ派?ロケーション派?選び方のポイント
費用を抑えたいならスタジオ派
できるだけ費用を抑えつつ、しっかりとした写真を残したいカップルには、スタジオ撮影がおすすめです。移動やロケ地の使用料がかからないため、トータルコストを抑えやすく、プラン内で衣装・ヘアメイク・撮影データがすべて揃う場合もあります。短時間で撮影が完了するため、忙しいカップルや小さなお子さん連れにも人気。コストと時間、仕上がりのバランスが良く、安心のスタイルです。
自然体や開放感を求めるならロケーション派
太陽のあたたかい光、やわらかく流れる風、季節ごとに変わる景色など、自然がつくり出す雰囲気はスタジオでは味わえない特別な魅力があります。
撮影中も、ふたりで歩いたり話したりしながら進んでいくことが多く、緊張がほぐれて自然な笑顔が出やすいのもポイント。お散歩しているような感覚で、撮影そのものが楽しい思い出になるカップルもたくさんいます。
また、思い出の場所や憧れのロケーションを選ぶことで、写真に“ふたりらしさ”がぐっとプラスされ、よりストーリーを感じられる一枚に。旅行を兼ねて撮影する方や、特別な記念日として楽しむ方にも人気のスタイルです。
自然に包まれて撮る写真は、見返すたびにその日の空気や景色まで思い出せるような、温かい一枚になります。
両方撮影できるプランも検討してみては?
「スタジオもロケーションもどちらも気になる」という方には、両方撮影できるセットプランを検討してみては?
スタジオでしっかりとしたポートレートを残し、ロケーションでは自然光の中でカジュアルな雰囲気を撮影することで、バリエーション豊かなアルバムが完成します。
最近では、1日で両方を撮影できるプランも多く、満足度が非常に高いのが特徴。ふたりの雰囲気や衣装に合わせて、理想のスタイルを選びましょう。
まとめ
フォトウエディングには、天候に左右されず安心して撮影できるスタジオ撮影と、自然の中で開放感あふれる一枚が残せるロケーション撮影という、どちらも魅力的な選択肢があります。
それぞれにメリットや向いているカップルの特徴があるものの、最も大切なのは「ふたりがどんな写真を残したいか」という気持ちです。
落ち着いた雰囲気でしっかり撮りたい、衣装やライティングにこだわりたいならスタジオ撮影。
自然体の笑顔を残したい、外での撮影そのものを楽しみたいならロケーション撮影。
どちらを選んでも、ふたりの“今”を大切に形に残すというゴールは同じ。理想のイメージや撮影したいシーンをイメージしながら、自分たちらしいフォトウエディングのスタイルを見つけてみてくださいね。

一色 俊武(いっしき としたけ)
フォトスタジオPASSIONのメインフォトグラファー。2003年に写真撮影を始め、2006年には写真館でスタジオカメラマンを務める。2009年に「Photostudio PASSION」を設立。結婚式の前撮りやフォトウェディングを中心に、ロケーション撮影に力を入れており、お二人の思い出の場所や希望する場所で最高の瞬間を写真に収めることを得意としています。
一色 しおり(いっしき しおり)
フォトスタジオPASSIONのフォトデザイナーで、一色俊武の妻。スタジオ運営をサポートし、お二人がリラックスして撮影に臨めるよう、撮影前の打ち合わせやロケーションの選定などを行い、最高の瞬間を引き出すお手伝いをしています。
公式サイト:Photostudio PASSION
前撮り専門サイト:大分前撮り.com




