フォトウエディング 季節と天気、時間で変わる日差しに注意!
人気のフォトウェディングは、結婚式代わりに2人の記念を残す方法です。
想い描く理想の写真を叶えるためには、撮影の前にチェックしておいた方がいい重要な注意点があります。
それは、《欲しい写真に合わせて撮影の時間帯を選ぶ事》です。
今回は、カメラマンの視点から解説しています。
時間帯で変化する日差し
みなさんは屋外で撮影をするときに、太陽の位置を確認していますか?
カメラマンは、 太陽の光がどの位置から当たっているか、2人の希望する写真が撮影出来るのはどんな光なのかを計算して撮影をしています。
例えば、撮影場所は明るければ良いと思いがちですが、日差しが強すぎても影との差が大きくなり、不自然な写真になります。
時間帯別によってどんな写真が残せるか知ることで、より希望に近い写真を手にする事が叶います。
・午前
午前中の8時から11時頃がベストと言われています。
この時間帯は、適度な日の高さで、被写体をナチュラルに見せてくれる光加減が望めます。
太陽が昇り切っていない時間帯を選べば、斜めから射し込む陽が落ち着いた優しい日差しを届けてくれます。
優しい写真が欲しい2人には良い時間帯ですね!
・午後
真昼間の時間帯は、太頭上に太陽が来るため、日差しが強くなり影が真下に落ちるようになります。
陽が傾くにつれて日差し黄味がかっているので写真の色味も黄味がかってきます。
注意点としては、午後は暑くなるため夏は避け、秋や春などの過ごしやすい時期をらぶことをオススメします。
・夕方
太陽がどんどん沈んでいき、光は赤やオレンジ色に変化します。
夕方の時間帯の地上は薄暗く、空の色だけ鮮やかになってくるので、夕日や夕焼けを背景にしたシルエットなど他の時間帯では撮れない迫力のある写真が残す事が出来ます!
夕日や夕焼けは、適度な雲があると立体的で綺麗ですよ。
・ナイト
日差しはありませんが、人気のある時間帯もご紹介します。
大抵ナイトの撮影は、光が少なくなるので写真を撮る事が困難になります。
ですが、撮り方や機材を使用すれば、より思い出に残る写真を撮影する事が出来ます。
フォトウエディングにおすすめの天気
・晴れの場合
光と影のコントラストがハッキリしている晴れの日は、それが魅力で色鮮やかな写真を撮影する事が出来ます。
元気で明るい雰囲気で撮りたい方は、晴れ一択ですね!
太陽の位置で写真の出来栄えが変化し、場合によって真っ白の明るすぎる写真や顔に濃い影が入ってしまい表情が分からない写真になってしまう可能性も…。。
しかし、これらはテクニックで解決する事が出来るので安心して下さい!
・曇りの場合
どんよりとした空では、パッとした写真が撮れないと思いがちですが、晴れの日では撮影出来ない淡い色合いの写真を楽しむ事が出来ます。
太陽が隠れている為、一定の光で不要な影が出にくく、人物撮影にはベストと言われています。
ただ、やはり空を入れてしまうと寂しい印象になってしまうので、なるべく空を入れ込まないような撮影をオススメします!
・雨の場合
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晴れや森でも撮影出来ない、また一味違った魅力的な写真の撮影が可能となります。
霧雨であたり一面が霧に包まれたシーンも、なかなか撮影出来るものではありません。
雨上がりもオススメ!
空気中にあるチリが洗い流されるため、クリアな風景が広がります。
注意点としては、ドレスが汚れてしまう可能性が高いので、撮影が可能かどうか事前に確認をしておきましょう!
・よく当たる天気予報サイトやアプリを持っておく
一般的に知られているものから、あまり耳にしたことのないアプリもあるかと思うので、チェックしてみて下さい。
・気象庁
・ウェザーニュース
・AccuWeather
・Windy.com
天気予報はもちろんですが、風力や降水確率、日没時間など自分達がイメージする写真に必要な情報を事前にしっかりと下調べをしておきましょう。
オススメ時期と撮影しにくい時間帯
日の出と日の入りは、季節によって変化します。
それは、上で紹介した天気予報サイトやアプリでも確認が出来るので、チェックしてみて下さいね!
・2023年大分の日の出と日の入り
1月 1日 日の出 7:17 / 日の入 17:17
6月30日 日の出 5:07 / 日の入 19:27
日の長さは時期によって大きく違います。
日の入りが遅い時期に夕日撮影をするとなると、遅い時間まで計画をしなければなりません。
日の入り時刻に撮影と着替えての終了時間を追加すると2時間ほどプラスれるので、19:27だった場合の全ての終了時間は21:27頃になると言う事です。
・夕日撮影にオススメの時期
基本的にどの時期も夕日の撮影は望めます。
ですが、陽が沈むのが早い秋〜冬にかけてがオススメです。
その時期は空気も澄んでいる事が多いので、綺麗な夕焼け空や夕日の撮影が叶います(^^)
・青空撮影にオススメの時間
青空写真の好みにもよりますが、8〜11時頃と13時〜16時がオススメの時間帯です。
撮影する場所の空の見えている位置を考えて、撮影時間を選ぶと良いですよ。
・撮影しにくい時間帯
基本的に日中の11時〜13時くらいは、直射が強く白飛びが発生しやすくなります。
また夏の場合、直射だけでなく気温も高くなるので、体調にも気をつけなければなりません。
どの時期の撮影の場合もコンディションを整えて撮影に臨みましょう。
こちらの記事もおすすめ 『秋のフォトウエディングが人気!おすすめな理由を紹介』
まとめ
「晴れの日じゃないと素敵な写真が撮れない」、なんて思っていませんか?
青空で撮影をしたい場合は仕方がないんですが、、曇りや雨の日だって、思い出に残る写真が撮れるんです!
逆に言えば、その天気の日にしか撮れない写真がある!と言う事。
撮影当日を楽しむ気持ちがあれば、どんな天気でも写真日和ですよ!
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監修者情報
一色 俊武(いっしき としたけ)
フォトスタジオPASSIONのメインフォトグラファー。2003年に写真撮影を始め、2006年には写真館でスタジオカメラマンを務める。2009年に「Photostudio PASSION」を設立。結婚式の前撮りやフォトウェディングを中心に、ロケーション撮影に力を入れており、お二人の思い出の場所や希望する場所で最高の瞬間を写真に収めることを得意としています。
一色 しおり(いっしき しおり)
フォトスタジオPASSIONのフォトデザイナーで、一色俊武の妻。スタジオ運営をサポートし、お二人がリラックスして撮影に臨めるよう、撮影前の打ち合わせやロケーションの選定などを行い、最高の瞬間を引き出すお手伝いをしています。
公式サイト:Photostudio PASSION
前撮り専門サイト:大分前撮り.com